持ち家vs賃貸(タイプ別診断あり)
- 山口ねろ

- 2024年4月11日
- 読了時間: 8分

こんにちは。山口です😄
ブログを見ていただき、
ありがとうございます🙏✨
・決着のつかない議論の正体
よく、「持ち家が良いのか、
それとも賃貸が良いのか」
という議論を目にしませんか?
この対決の構図は、
メディアが視聴者や読者の
感情を刺激する事を目的として、
誕生したという部分は
多分にあると思いますが、
本質的な話をしてしまうと、
そもそも損得で語るような
テーマでは無い
というのが答えだと、
僕は考えています!
その理由ですが、
損得で考えるには、
不確定要素が
あまりにも多すぎて、
比較ができないからです。
立地、建物、居住年数など、
全てにおいて同条件で
比較ができれば、
賃貸で借り続けたケースと、
購入して
ローンを支払い続けたケースとで、
比較する事は容易ですが、
現実の世界では
そんな事は起こり得ませんよね。
賃貸か、持ち家か、
どちらかを選択した時点で、
物件の選択肢も
全く変わってくる
というのが現実です。
ですから、
数字だけ単純比較して、
持ち家だったら
30年間の総支出がいくらで、
賃貸だったらいくら、
という計算をするのは、
かなり
無意味なことだと
思いませんか❓
・本当に大切な事
持ち家と賃貸を選択する上で
本当に大切な事は、
両方のメリットデメリットを
正確に把握して、
自分に合っている方を選択する
というのが正解だと、
僕は思います。
購入するとなれば、
ほとんどの人にとっては
一生に一度あるか無いかの
大きな買い物ですから、
その時の気分や
周りに流されず、
冷静な判断をする事が、
後の人生を
幸せに過ごしていく事にも
繋がると思います。
それでは、
持ち家と賃貸では
それぞれどのようなメリット、
デメリットがあるのかを
見ていきましょう。
・持ち家のメリット・デメリット
まずは、
持ち家のメリット・デメリットを
箇条書きで並べてみます。
【持ち家のメリット】
・予算があれば、好きな土地に、好きな建物を建てられる
・売却で利益が出せる場合もある
・住宅ローン控除が使える(減税効果)
・将来的にプラスの資産となる場合もある
・相続などで遺族等に引き継いでいく事ができる
【持ち家のデメリット】
・資金がかなり潤沢でないと、簡単に引っ越せない
・固定資産税、不動産取得税、相続税などの税金がかかる
・修繕費用などの維持費が自己負担となる
・売却で損が出てしまう場合がある
・将来的にマイナスの資産になってしまう場合もある
・相続人に相続税がかかる
このような感じでしょうか。
持ち家の最大のメリットは、
なんといっても
「予算があれば、
好きな土地に、
好きな建物を建てられる」
という部分だと思います。
賃貸ではこれは
絶対に叶いません。
また、
リセールバリュー(再販時の価値)
をしっかり考えて買えば、
将来的に売却益を出したり、
ローン完済後に
プラスの資産にもなり得ます。
ただ、
数十年先の
不動産相場を
予想するのは、
超能力でも使わない限り
難しいので、
自宅購入を
投資として考えるのは・・
正直、賭けになる部分が
大きいと思います🙇♂️
「都内の物件だったら
値崩れしない」
とおっしゃる業者さんも
多いですが、
昨今の経済や
自然災害の様子を
見ておりますと、
これまでの常識が
ひっくり返るような事も
起きていますので、
僕としては、
必ずしも都内だから
資産として安全とは
言えないと考えています。
このあたりは
人によって
考え方が違うと
思いますので、
正解はないですね😄
ですが、
物理的に
「自分の所有する
不動産がある」
というのは、
老後がとにかく心配だ
という方には、
安心できる材料になるのでは
と思います。
そして、
僕が考える
持ち家最大のデメリットは、
「資金がかなり潤沢でないと、
簡単に引っ越せない」
という部分になります。
特に新築物件は、
買って一度住んだら
「中古物件」
になりますので、
買って一年で
売ろうとしても、
相当運が良くなければ、
買った価格よりも
かなり低い金額でしか
売れません。
そうすると、
売ったお金だけでは
ローン残高が
相殺できないため、
お金を持ち出す事態に
なってしまいます。
新築を買って
すぐに引っ越す人
なんているの?
と思われるかもしれませんが、
意外と
そういったケースも
少なく無いのです。
例えば
近隣トラブルでしたり、
離婚やお仕事の事情だったり、
建てたばかりの新築を、
できるだけ早く売りたい
というお客様も
過去に何度か見てきました。
特に、
近隣トラブルというのは
買ってしばらく
実際に暮らさないと
表面化しないので、
かなり盲点になりやすく、
個人的には
持ち家最大のリスク
とも言えるのでは、
と考えています。
また、
引っ越せないという状況は、
ライフステージの
変化によっては、
不便に感じる事も
出てくる可能性があります。
老後に二人暮らしで、
二階建ての一戸建ては不便、
というのが
最たる例でしょうか。
当然、
お金持ちの方でしたら、
すべてお金で
解決してしまうので、
「持ち家は買ったら
引っ越すのが難しい」
という前提自体が
存在しませんが、
そこまでの富裕層は
国民全体の数%なので、
例外中の例外かと思います。
・持ち家に向いているタイプ
以上を踏まえますと、
「持ち家に向いている人」は
次のようなタイプと
考えられます‼️🔮
・ずっと住み続けたい、思い入れのある土地がある人
・「住めば都」と考えられる人
・人や物事に対して、欠点よりも長所を見つけるのが得意な人
・人は人、自分は自分と思える人
・とにかく老後が不安でたまらないという人
・家一軒くらい失敗してもいいというくらい、お金に余裕がある人
上記どれかに当てはまれば、
家を買って
後悔する事はなさそうです😄
・賃貸のメリット・デメリット
続いて、
賃貸のメリット・デメリットを
箇条書きで並べてみます。
【賃貸のメリット】
・引っ越しが気軽にできる
・税金がかからない
・維持・管理の負担がない
・マイナスの資産となる心配がない
【賃貸のデメリット】
・場所、建物の選択肢が限定される
・資産となる事はない
やはり、
賃貸最大のメリットは
何といっても
「引っ越しが気軽にできる」
という部分に
つきると思います。
物理的に
一箇所に拘束されない
というのは、
人生の選択肢が広がる
という意味もあると思います。
また、
家族構成や
ライフステージに応じて
その時その時に
最適な間取りや
立地を選択するなど、
変化に対応しやすい
というのが
賃貸の一番の魅力
だと思います。
近隣トラブルがあっても
すぐに引っ越せますね😄
最大のデメリットとしては、
既存の物件に
住むしかないので、
土地や建物に
こだわりのある人は、
なかなか
自分が望むような物件が
出てこないかもしれません。
そういう意味では、
「マイホーム」
という言葉に
強い憧れがある人には
全く向かないかもしれませんね🙅
また、所有物ではないので、
お金の面でリスクが無い分、
お金を得する事もない、
というのが賃貸です。
賃料を支払い続けても
資産としては
何も残りませんので、
投資効果は
一切期待できません。
「土地を子孫に残してあげたい」
「老後も同じ場所にずっと住み続けたい」
という思いがある方は、
賃貸という選択肢は
無いかもしれませんね。
ちなみに、
「賃貸だと老後に
審査が通らなくなり、
住む場所がなくなる」
という心配を
される方も
いらっしゃいますが、
僕はあまり、
このような心配を
する必要は無いと
思っています。
なぜなら、
日本はこれから
超高齢化社会に
入っていきます。
そして、同時に
空き家は年々増えて、
すでに社会問題化していますので、
賃貸という市場の
需要と供給を考えると、
「空き家を高齢者に貸さない」
という選択肢が
あるでしょうか❓
逆に、
高齢者に
ターゲットを絞った仕様の
賃貸住宅が増えてくる
と思います。
また、
持ち家と
共通している部分としては、
お金持ちの方でしたら
賃貸でも
自分好みに
内装をフルリフォームしたり、
高級賃貸物件に住むなど、
自身の理想の住宅に
住む事もできますし、
そもそも
自宅で投資効果を産む
という発想も
無いと思いますので、
ここでもやはり
例外となります。
当たり前ですが
お金持ちは
選択肢が広いですねw
・賃貸に向いているタイプ
以上を踏まえて考えると、
賃貸に向いている人は
こんな人だと思います‼️🔮
・色々な場所に住みたい人
・ライフステージに応じて間取りや住む場所を変えたい人
・この先の人生で、自分や世の中に起きる変化が想像つかないという人
・転職が多い人
・飽きっぽい人
・マイホームにこだわりが無い人
・すぐ他人と自分を比較してしまう人
・人や物事の短所が気になってしまう人
上記どれかに当てはまる人は、
家を買ってしまうと
後悔するかもしれないので、
賃貸の方が
良いかもしれません。
何かの参考になれば幸いです!
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました🙏✨




コメント